これからは“睡眠教育”で天才を育てよう!

昔から「寝る子は育つ」と言われますが、その言葉どおり、子供たちにとっての睡眠は、健やかな成長に欠かせない大きなテーマのひとつです。“睡眠”は“食育”と並ぶ重要な教育課題として各国で注目を集めています。今回は、そんな背景を象徴するかのように発売されたスマートベッド「SleepIQ Kids」をご紹介しつつ、子供にとっての“睡眠”について、もう一度見つめ直してみましょう。

睡眠IQが測定できる、スマートベッド「SleepIQ Kids」

睡眠IQとは子供たちがどれくらい質の高い睡眠が取れているのかを測定し、数値化したもの。この判定しづらい睡眠の質というものを、客観的なスコアで知らせてくれるのがスマートベッド「SleepIQ Kids」です。この商品はアメリカのスリープナンバー社が開発したもので、2015年1月にラスベガスで行われた世界最大の家電見本市「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」では、家電カテゴリーのイノベーション賞を受賞しました。

SleepIQ Kidsはマットレスにセンサーが内臓されていて、身体に特別な機器を取り付けなくても、眠っている子供の呼吸数や心拍数、子供がベッドにいるかどうかまでをチェックできます。しかも、そのデータ内容は、スマートフォンなどで両親がいつでも確認できる仕組みになっているのです。そのうえ、子供のベッドを快適な角度に調整したり、ベッド周辺の明かりを消したりと、アプリで遠隔操作できる便利な機能付き。また、小さな子供がベッドの下など夜の暗闇に潜んでいると思い込んでいる(?)「モンスターを退治して子供を安心させる」という、遊び心のある機能も用意されています。一人寝が苦手な子供でも、眠るという行為が楽しみになりますね。両親はもちろんのこと、子供自身が自分の睡眠というものに興味を持ち、快適な生活リズムを手に入れるきっかけとして導入する価値のある商品になりそうです。

こんなに深刻な問題が……子供の心と身体に与える睡眠の影響力

では次に、質の悪い睡眠が、子供たちにとってどれほど悪影響を与えるのか具体的に知りましょう。文部科学省の検討委員会は、以下の深刻な悪影響を指摘しています。

  • レム睡眠(脳が覚醒に近い状態にある睡眠)の際に、脳内で記憶の整理・定着が行われる。睡眠不足だと学習したことが脳内に定着せず、成績にも関係する。
  • ノンレム睡眠(脳が休息している深い睡眠状態)の際、成長ホルモンが大量に分泌される。睡眠不足だと成長に影響したり、筋力やけがの回復を左右したりする。
  • 夜型生活をしながら学校生活を続けていると、慢性的な睡眠不足によって、疲労感や情緒不安定をもたらし、判断力を鈍らせたり、「うつ」に近い状態になり、「心の健康」に影響を及ぼしたりする。

たかが睡眠、されど睡眠。子供任せにせず、私たち大人も積極的に子供の睡眠に向き合う必要がありそうです。

眠りで英才教育!? 食育の次は、「睡眠教育」が来る!

近年、日本でも話題を集め、書籍など関連商品の売れ行きも好調な「食育」。すでにビジネステーマとして各企業が注目していますが、次に来るとすれば、この「睡眠教育」ではないでしょうか。なぜなら、人間の人生の3分の1は睡眠時間です。食べるという行為同様、睡眠を豊かにすることは、人生の豊かさにつながるという考え方も大げさではありません。また、“睡眠は習慣”ですから、成人教育の一環として、子供の頃から教える重要性は非常に高いと言えます。ですが、前出のスリープナンバー社が行った睡眠調査によると、ほとんどの親が、毎晩子供の睡眠の質を確認するのは困難だとしています。にも関わらず、約80%の親が、「子供の睡眠が、学校での能力発揮に影響を与えている」と言い、68%が、「その他の課外活動にも影響がある」と言っているのです。また、その他さまざまな調査でも、「健全な生活習慣のある子供は、そうでない子供よりも学習意欲が高く、体力・運動能力も高い傾向がある」ということが明らかにされており、文部科学省の検討委員会では、その生活習慣を改善する方法の1つとして、必要な睡眠時間を確保し、正しい睡眠習慣を身に付けることを挙げています。

以上のことから、大人たちは、「良い睡眠が取れれば、子供の能力が最大限に発揮される」と理解しつつも、その詳細を知るすべもなく、どう教育していけばよいかわからないというのが現状だと言えるでしょう。これからは、ますます睡眠教育が注目されていくはずです。

まとめ

いかがですか? 以上のことから、こうした問題を解決できる商品・ノウハウを研究し、発表していくことは、子供の心身の健康を願うと同時に、あらゆる角度から子供の英才教育を考えたいという顧客ニーズに、十分応える結果となり得るのではないでしょうか。

 

 

参考: