機能重視?見た目重視?両立させた子ども用家具

写真提供:Jäll &Tofta

親にとって子供部屋は、悩みの種のひとつといっていいかもしれません。いつもおもちゃや絵本で散らかりがち。また子供の成長は早いため、ベッドや椅子などサイズが合わなくなったものは、行き場がなくなってしまいます。そうした親の悩みは世界共通です。そこで、子供を満足させながら、センスのよい子供部屋作りをするための、欧米の家具やインテリアの2015年のトレンドをご紹介したいと思います。

変幻自在?モジュール式の子供用家具

最近の子供用家具は、子供っぽいものよりも、大人が見ても美しいと感じるデザインのものが増えています。ただ、子供も楽しくなるような遊び心のあるものは、やはり人気が高く、子供の想像力を高めるようなアイデアのある家具ブランドに注目が集まっています。オーストリアの「Perludi(パールディ)」は、パーツの組み立て方次第で形が変化する家具を販売するブランド。こうした家具はモジュール式と呼ばれています。例えば「MAXintheBOX (マックスインザボックス)」という製品は、一見すると、縦横36センチの正方形の木製箱。ところが、2つに分解してみると、2脚の子供用椅子に早変わり。また、板の仕切り方を変えると、テーブルや、本を収納できる棚にも変化し、違った用途で使用することができるのです。欧米の家具といえば、日本のものに比べて大きいといったイメージがありますが、最近人気の高いものは、こういった小さくても優秀な省スペースデザインの家具です。オーガニックでリサイクル可能な素材が使われており、環境への配慮も考えられています。

参照:MAXintheBOX商品ページ

長く使える工夫のあるデザイン

子供が成長すると使えなくなってしまう家具。なかでも、最初に不要となるものがベビーベッドではないでしょうか。そこで最近は、ベビーベッドとしての用途が終わっても、別の目的で使えるような賢いデザインが増えています。ドイツの家具ブランド「Jäll &Tofta(イェル・アンド・トフタ)」のベビーベッド「Rocky(ロッキー)」は、子供の成長に合わせて、小型のベビーベッド(揺りかご)、普通のベビーベッド(ゲート付き)、普通のベビーベッド(一部にゲートあり)、子供用ベッド(ゲートなし)と4通りの使い方ができるようになっています。 商品の動画はこちらをご覧ください。

参照:Rocky rocks! 商品紹介ビデオ

 

他のブランドからも、ベビーベッドの上下をひっくり返せばテーブルとして利用できるものなど、長く使用することを前提にしたデザインのものが販売されています。こうしたブランドに共通するのは、安く購入し、必要がなくなったら捨てる、というライフスタイルを見直そうと提案しているところです。商品の値段はやや高くなりますが、質もデザインも良く、長年使えるなら、奮発できる値段です。

色の好みを決めつけない

インテリアにこだわるなら、統一感を出すために色は重要なポイント。つい大人は、男の子だからブルー、女の子だからピンク、といった従来のイメージに沿った色選びをしがちです。しかし、最近の欧米の大きな流行として「ジェンダーフリー」というコンセプトがあります。男だから、女だから、というステレオタイプな決めつけはよくない、という考え方です。ですから近ごろは、子供のインテリアにも、オレンジ、黄色、緑といった性別を問わず取り入れられるカラーの人気が高まっています。そうしたニュートラルな配色で子供部屋の統一感を出し、子供の好みが決まってくるにつれて、その色を増やしていくといいかもしれません。最初から「この子にはこの色がよい」と決めつけず、子供の自由な感覚を伸ばすようなインテリアの配色を考えてあげましょう。

子供の成長に合わせてインテリアも楽しむ

「モジュール式の省スペースデザイン」「子供の成長に合わせて長く使える」「ジェンダーフリー」この3つが欧米でのトレンドになっています。子供の成長にも環境にも優しいこうしたトレンドは、一過性ではなく今後も継続していくと思われます。日本は、欧米に比べると部屋は狭い傾向にありますから、モジュール式家具は重宝されそうです。親にとって悩みの種となってしまう子供部屋ですが、このトレンドを参考にして、子供の成長とともに、インテリアも成長させていく感覚で、部屋作りを楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

参考: