アメリカにもあった!オランダ村@ミシガン州

オランダは、ヨーロッパの北西部に位置し、東はドイツ、南はベルギーと国境を接する国です。正式名称は、日本では「オランダ王国」ですが、オランダでは「ネーデルラント(Nederland)」です。しかし「オランダ(Holland)」という名称は国際的によく知られており、今では観光事業促進などの目的で「ブランド名」として扱われています。チューリップ、風車、木靴、チーズなど、世界的に貴重な産物や伝統を持つことで知られています。

アメリカ・ミシガン州のホランド(Holland)という町には、このオランダの街並みを再現した「オランダ村(Nelis' Dutch Village)」と呼ばれるテーマパークがあります。今回はその魅力をご紹介します。

歴史と由来

時をさかのぼること1910年。ヨーロッパでは第一次世界大戦前の厳しい時代を迎えていました。オランダ人のネリス(Nelis)一家は成功の機会を求め、新天地アメリカへと渡ります。そして、ミズーリ州に肥沃な土地を購入し、野菜の栽培を始めたのです。その後、紆余曲折を経てホランドに移り住み、花の栽培も始めたところ、1930年代にはチューリップ畑が観光客の間で人気のスポットに。1952年に現在の場所でチューリップの球根やみやげ物の販売を始め、1958年にはこのテーマパークの最初のビルを購入しました。その後、アトラクションを増やし、現在の「オランダ村」へと発展していったのです。

オランダの魅力がいっぱいのアトラクション

オランダ村は毎年4月にオープンします。この季節には、色とりどりのチューリップが園内の雰囲気を盛り上げます。エントランス付近で迎えてくれるのは、25個の鐘が音楽を奏でる「カリヨン」のタワー。「カリヨン」とは、異なる音を持つ数十の鐘を組み合わせて演奏する楽器(装置)のこと。オランダはベルギーと並んで、その発祥の地とされています。ここではその豊かな音色が、オランダ各州の州旗と共に訪問客をメインエントランスへといざないます。

200年前につくられた伝統的な風車

オランダと言えば「風車」。国のさまざまな産業、たとえば製材、穀物の製粉などを支え、また、干拓地であるオランダの地を常に乾いた状態に保つためにも活躍してきました。オランダ村には、200年前につくられた風車があります。この風車には柱を中心にして、4つの羽がついています。柱の赤色と羽の空色のカラフルなコントラストがとても印象的なので、風の吹く日には、大人も子供も動く風車の雄大な姿を楽しむことができます。

アムステルダムの豪華なストリートオルガン

園内の中心通りをまっすぐ進むと、かなり大きなストリートオルガンがあります。「Golden Angel(ゴールデンエンジェル)」という名の通り、金色に輝く天使の人形が付いた豪華な楽器です。電気なしでオルガンが演奏される様子を見られるので、子供の好奇心を駆り立てることでしょう。

土台のデザインが「大きな木靴」の滑り台

オランダ村ならではのアトラクションとしては、「木靴の滑り台」があります。大きな黄色の木靴が土台となっていて、その上に緑色の可愛い家が載っています。子供なら、10人くらい入れそうな大きな家です。家の周りには白い柵で囲われたバルコニーがあり、そこに真っ赤な滑り台が設置されています。このアトラクションは、1967年に造られた伝統のあるもので、木靴の可愛らしさとダイナミック滑り台が魅力的な、子供に人気のアトラクションです。

19世紀の道具を使ったチーズ作り

オランダ人はチーズが大好き。特にゴーダチーズがお気に入りです。長年、高品質のチーズを世界に届けてきたことでも知られています。オランダ村では、19世紀の道具を使った伝統的なチーズ作りを見学することができます。牛乳からどんな風にしてチーズができるのか子供たちは、その過程を楽しく学ぶことができます。もちろん、後で試食することも!

子供が異国の文化を知る機会に

清らかな鐘の音。ストリートオルガンの軽やかな音。そして、雄大に回る風車。そのなかで、さまざまなアトラクションを楽しみ、伝統技法に触れることのできる「オランダ村」。家族で訪れれば、子供に「異国」の文化を知ってもらう良いきっかけとなるでしょう。

 

 

参考: